マンガクリエーターのNEXT STEPをつくる祭典「LEGIKA UP 2022」を開催しました!

レポート
2022.12.22

2022年12月9日(金)、年に一度の祭典である「LEGIKA UP 2022」を開催しました。
近年は新型コロナウイルスの影響でオンライン開催が続いていましたが、今年は都内の会場を貸切り3年振りのリアル開催です!

今回はオフラインということもあり、表彰式だけではなく、講演会・出張編集部・相談会・懇親会など、様々な催しを行いました。
本レポートでは、そんな「LEGIKA UP 2022」の様子を当日の写真とともにご紹介!

年に1回の大規模な祭典の様子をぜひご覧ください!

目次
スピカワークス鈴木様による講演会
人気編集部による出張編集部・相談会
第8回NEXT STEP AWARD
懇親会

スピカワークス鈴木様による講演会

まずはじめに、株式会社スピカワークス代表 鈴木 重毅様による講演会が行われました。
講演会のテーマは「若手マンガ家がNEXT STEP を駆け上がるためには」。

漫画家が意識するべき編集者との関わり方など、事前に参加者から募集した悩みを中心に40分ほどお話しいただきました!

編集者として23年の経歴をもつ鈴木様からの貴重なお話に、参加者は熱心にメモを取りながら聴いていました。
長く制作活動を続けるための秘訣や自分の長所を見つけることの重要性など、若手マンガ家の不安に寄り添う語り口に、多くの参加者が励まされ、勇気づけられたようでした。

講演会の様子。多くの人が鈴木様の聴き入っていました。

株式会社スピカワークス代表 鈴木重毅 様

週刊少年マガジン編集部を経て、異動後は少女漫画誌「デザート」にて編集長を6年務め、現在は漫画家さんのマネジメントを行う株式会社スピカワークスの代表として活躍されています。
「ゆびさきと恋々」「うるわしの宵の月」「僕と君の大切な話」「春待つ僕ら」「好きっていいなよ。」「となりの怪物くん」など数多くの有名作品を担当。
(写真右側:鈴木重毅様 左側:LEGIKA代表 小崎文恵)

株式会社スピカワークス代表 鈴木重毅 様

週刊少年マガジン編集部を経て、異動後は少女漫画誌「デザート」にて編集長を6年務め、現在は漫画家さんのマネジメントを行う株式会社スピカワークスの代表として活躍されています。
「ゆびさきと恋々」「うるわしの宵の月」「僕と君の大切な話」「春待つ僕ら」「好きっていいなよ。」「となりの怪物くん」など数多くの有名作品を担当。
(写真右側:鈴木重毅様 左側:LEGIKA代表 小崎文恵)

人気編集部による出張編集部・相談会

講演会の傍らでは、4つの人気編集部による出張編集部と3名の編集者様による相談会を開催しました!

参加出張編集部 一覧:

  • 講談社 週刊少年マガジン
  • 講談社 週刊ヤングマガジン
  • 集英社 マンガMee
  • 集英社 別冊マーガレット

相談会参加編集者様 一覧:

  • 株式会社clappers 編集長 武者 正昭 様
  • 講談社クリエイターズラボ 部長 鈴木 綾一 様
  • 講談社クリエイターズラボ プロダクトマネージャー 川野邊 周平 様

開催時間と参加人数の関係で1人当たり20分と短めの時間ではありましたが、その分参加者は多くのブースに訪れることができたと思います。

参加者の皆さんは少し緊張していた様子でしたが、たくさんの編集者様と出会える良い機会にしていただけました。

出張編集部の様子。真剣に編集者さんからのアドバイスを聞いています。

相談会の様子。他の相談者へのアドバイスもしっかりメモ。

第8回 NEXT STEP AWARD

講演会と出張編集部・相談会が一段落したところで、メインである表彰式が行われました。

表彰式は、トキワ荘プロジェクト参加者の中で、2021年下半期と2022年上半期の1年間で特に活躍された方を称える目的で開催しています。

過去には、「こぐまのケーキ屋さん」で人気博したカメントツ先生週刊少年ジャンプで「ボーンコレクション」を連載していた雲母坂盾先生など、数多くの有望な作家が受賞しました。

受賞者は、毎月提出している活動報告の実績をもとに現参加者の中から選ばれています。

今回の受賞者は下記の6名となりました!


LEGIKA STUDIOS賞 冷麺シズルさん

受賞理由:
LEGIKAが展開するマンガ制作事業「LEGIKA STUDIOS」にて、大手企業の社内向けポスターの制作や岡山大学の教育用教材マンガの制作も行うなど、多くの案件を担当。
LEGIKA STUDIOSにて活躍された方に贈られる「LEGIKA STUDIOS賞」を受賞しました。

アクティブプレイヤー賞 非常口さん

受賞理由:
「Live2D・トキワ荘プロジェクト共同ネームコンペ」にてNEWVERY賞に入選。
作画を担当する『災害で卵を失ったドラゴンが何故か俺を育てはじめた』が、がうがうモンスターで連載開始し、分野に囚われず多方面で活躍した方に贈られる「アクティブプレイヤー賞」を受賞しました。

最多連載賞 ONDAさん

受賞理由:
ネームを担当した『浪漫恋愛~大正令嬢の身代わり婚~』がめちゃコミックにて連載開始、作画を担当する『秘密中毒』がマンガMeeにて連載開始され、複数の連載を獲得した方に贈られる「最多連載賞」を獲得しました。

集中ステージ賞 三月病さん

受賞理由:
集英社 少年ジャンプ+にて、『ワンチャン・イン・ザ・ヘル』の読切掲載、更に、秋田書店が発行している「ミステリーボニータ」8月号にて『対決!暗黒微笑彼氏』の読切掲載、9月号から除霊コメディ『シックスセンスマイナスワン』が連載開始され、4年目以上の集中ステージで活躍した方に贈られる「集中ステージ賞」を受賞しました。

成長ステージ賞 小田童馬さん

受賞理由:
大人気小説のコミカライズ担当として連載中の『転生皇子が原作知識で世界最強』の単行本が発売。
トキワ荘プロジェクトの1〜3年目までの成長ステージの中で活躍された方に贈られる、成長ステージ賞を受賞しました。

MVP賞 ハトリアヤコさん

受賞理由:
月刊コミックビームにて『日常ポリッジストーリー』が掲載され 、さらにはご自身の作品集、『真夜中の訪問者』が発売されました。
また、直近では博報堂生活総研による長期・時系列調査「生活定点」のデータコミックにて『ある日の女たち』が公開されています。
今期トキワ荘プロジェクトで最も多くの実績を残し、活躍したグランプリである「MVP賞」が送られました。

受賞者の作品スペース


今回は例年通りのトロフィーと賞状、副賞のAmazonギフト券に加え、協賛企業による副賞も贈呈されました。
株式会社セルシス様より、「CLIP STUDIO PAINT EX 2デバイスプラン1年版」のアクティベーションコード、または、クリップスタジオサイト内での素材購入などで使える10万CLIPPYが贈られました(受賞者の希望によりどちらかを進呈)。
さらに、合同会社 八鳳堂様より休息ハーブティー「ネンネ」1ヶ月分が贈られました。

受賞者の制作活動に役立つ副賞を多数授与いたしました。

懇親会

表彰式が終わった後はいよいよ終盤。最後は懇親会を開催しました!
懇親会は立食をしながら会場にいる様々な方たちでお話をし、出会いと交流の場にしていただきました。

軽くつまめる食事をたくさん用意

トキワ荘プロジェクト現参加者とOB・OGが一緒にお話したり、企業の方と漫画家でお話をしたり、講演会で登壇していただいた鈴木様にトキワ荘プロジェクトの参加者が積極的に話しかけに行く様子も…!

懇親会の様子

今回のイベント全体に言えることではありますが、オフラインならではの交流を多数見ることができました

トキワ荘プロジェクトの参加者はもちろん、OB・OGや企業の方々、編集者の皆様にとってもたくさんの出会いと発見があるイベントになったと思います。

参加者の声

・すごく楽しくて、いろいろ勉強になって、編集部の持ち込みで新しい担当編集もついてもらえましたので、本当に参加できてよかったです。(Di Longさん)

・マンガを描いて成果があっても褒められることはないので、頑張ったことに対して表彰されることは本当に嬉しい気持ちでいっぱいになりました。副賞も沢山いただけて、また選ばれるように頑張りたいと思いました!(Y.O.さん)

・漫画家で仕事をする。稼ぎを得る。というのが何となく遠い世界の感じがしていましたが、実際に実績を出したり漫画家として活動してる方を見て現実味が湧き、良い刺激になりました。(A.K.さん)

最後に

今回はたくさんの方のご来場いただき、トキワ荘プロジェクトの中でも間違いなく大きなイベントの一つになりました。

トキワ荘プロジェクトでは、今後もこのような活動を通して、マンガ家同士で健全に競い合える環境づくりをさらに加速させて参ります。

 

本プロジェクトはホームページの他にもTwitterなどのSNSも行っています。
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